急な坐骨神経痛、施術にも行けない時の対処法
痛みだけでなく、しびれも伴う坐骨神経痛。日常生活に支障をきたすような症状も現れるため、悩まされている方も多いでしょう。昔から腰痛を持っていた方で今までと違う体の使い方によって坐骨神経痛として症状が現れることも…。
今回はそんな坐骨神経痛に対して施術を受ける以外の対処法について詳しくお伝えしていきます。
- 布団は煎餅ふとん並みに硬い方がいい
- 激痛があるなら糖分を摂らない方がいい
- 車には乗らない方がいい
- 入浴時の座る時間は2分以内がいい
- ソファには座らない方がいい
(1)布団は煎餅ふとん並みに硬い方が良い
夜寝ていて寝がえりを打たないと身体が固まり、さらに痛み増すことになります。
柔らかい寝具を使わないほうが、体の負担が減るでしょう。
(2)激痛があるなら糖分は摂らない方が良い
糖分を摂取し、身体が分解しようとする際にビタミンBを消費します。
これが神経伝達や痛みの物質に関わるため、痛みを助長することになるので控えることがベターです。
(3)車には乗らない方が良い
入浴時の座る時間と同様で坐骨神経痛には厳禁。
坐骨神経痛の症状がある時はなるべく車には乗らない方が良いでしょう。
(4)入浴時の座る時間は2分以内が良い
体育すわりのような座る姿勢は坐骨神経痛にはとにかく厳禁です。温めるかどうか以前に座り姿勢がまずいのです。
(5)ソファには座らない方がいい
同じく、ソファに座る姿勢も痛みを助長します。さらに言うと、足の裏をつけない座り方は腰椎に負荷をかけるため、NGです。
坐骨神経痛だけじゃない、足のしびれが教えてくれること
東洋医学的アプローチにおいて、坐骨神経痛が起こる原因は主に2つの面から特定できるものと考えられています。そのうちの一つが、何か余分なものが悪さをしている場合です。痛みとしては強い痛みで、電気が走ったような痛みズキズキする痛みが対象になります。
主な原因としては
- 血液の流れが悪くなっている
- 余分な水分が身体の中から排出されていない
- 身体が冷えている
という理由が考えられます。そして、血行改善や体内の水を排出する効果のある漢方を用いていきます。余分な場合に対し、身体にとって何かが足りないために坐骨神経痛が引き起こされることもあります。比較的穏やかな痛みによるものが多く、症状もそれぞれで細かく分かれています。それぞれの症状に応じた漢方薬の力によって、改善を促すという方針が基本になります。
△気血の不足
東洋医学においては、目に見えるエネルギーを「血」、目に見えないエネルギー「気」として区分けしています。
これらのエネルギーが何らかの形で不足し、痛みが生じた場合が該当します。
△腎のエネルギー
下半身に関係している腎のエネルギーが不足している場合です。腰痛や足腰のだるさ・こむら返りなど、下半身のトラブルが症状として目立ちます。
△肝のエネルギー不足
筋肉に関係する肝のエネルギーが不足している場合が該当します。肩・背中・首のこりや、目のかすみ・イライラなどが自覚症状として挙げられます。
坐骨神経痛の症状「足のしびれ」に関しては、必ずしも神経や筋肉に問題があるとは限りません。発症した状況などによっては、もっと深刻な症状が疑われることもあるのです。
発症の詳細やタイミング・スピードなど
足のしびれを感じたとき、その状況をあらかじめ予測していたのか、それでも急だったのかよって、原因がどこにあるのか特定内容に違いが出ることがあります。
具体的には
➀朝起きると、いきなり足がしびれていた
②何となくいつごろからはハッキリしていないが、徐々に足がしびれている
③片足、もしくは両側の足がしびれている
④感覚がにぶく、どことなく身体を動かすと麻痺しているような感覚になる
というような症状から比較していく必要があります。この中の症状から緊急性を考える場合は①・②のいずれに属しているかが問題になります。急に足がしびれている場合は特に注意が必要で、場合によっては脳に問題があるケースさえ考えられるのです。
当店は整体院であり、整体の分野で判断しうる原因について対処が可能です。坐骨神経痛の原因を探る場合、ときには妊婦さんの状態をみたり、ウイルス・ストレスによる症状なのかどうかをヒアリングしたりすることもあります。明確に原因が読み解けない場合は、可能性の一つとしてお伝えする場合もあります。
大事に至らせないためににも、初期兆候はできる限り覚えておくことをおすすめします。